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『危険な斜面』
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    先日ドラマでやっていたので原作を読んでみました。
    読後思ったのが、この短編小説をドラマでは上手くアレンジし、膨らませてるなぁということ。
    ネタバレになりますが・・・。


    女性が冬物を着ていた理由を「夜桜を見るため」なんて考えたなぁと。
    ドラマでは秋場は優柔不断だけど魅力的にも見えましたが、原作では策略家です。
    原作を読まないでドラマを見たので「犯人じゃなきゃいいのに!捕まらないで!」と思ってしまいました。


    「危険な斜面」の他に収録されている作品は・・。

    ・「二階」
    結末が驚いたし、「2回」読んでしまいました。
    それにしてもいつも思いますが昔の小説だと30代の女性が相当老けて描かれていて
    ちょっと悲しくなります・・・。
    髪の毛が薄いとか、皺があるとか、「若い時は美しかったであろう」みたいな・・・。


    ・「巻頭句の女」
    シャーロック・ホームズに出てきそうな、ストーリーだなぁと思ってしまいました。

    ・「失敗」
    これも面白い!!最後がハッピーエンドなのも良かったです。
    このお話で「ニコヨン」という言葉を知りました。
    文脈から「日雇い」みたいなことだろうなと思いましたが、
    調べてみて「1日働いて240円」という意味から来ていると知りました。
    今の物価に換算するとどれくらいなのでしょうか・・。

    ・「拐帯行」
    「拐帯」って言う言葉も知りませんでした。。持ち逃げという意味みたいです。
    ここでも物価を考えてしまいました。
    ホテル代が1万円で、高級な服が7万円。
    今と同じくらいに思えるけど、きっと更に高いものだったのでしょう・・。

    ・「投影」
    面白すぎる展開でした!!
    これぞっていう登場人物が多くて引き込まれていきました。そして怖いです。


    「危険な斜面」がタイトルになってるから有名なのかもしれませんが
    他の作品もどれも良くて、ドラマで放送されたらぜひ見ようーーとまた思いました。
    検索すると大分前にドラマ化されたものが多くて(多分最近ドラマ化されたものより原作に忠実なはず)今テレビで見るのは難しいかもしれません・・・。



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    posted by: みーら | books | 20:28 | comments(0) | trackbacks(1) | - | - |









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    2014/03/31 11:00 PM
    「松本清張」の短篇集『危険な斜面』を読みました。 [危険な斜面] 「松本清張」作品は今年の1月に読んだ『神々の乱心』以来ですね。 -----story------------- 男は絶えず急な斜面に立っている……。 爪を立てて上に登って行くか、下に転落するかだ??。 十年ぶりに会
    じゅうのblog